当院では、検診や全体的に治療をしていく患者さんには唾液検査を行うことをお願いしています。
治療をするだけでは歯の寿命を短くするだけで、歯を守る事ができません。なぜ虫歯になったのか、歯周病になったのかを考えて、予防をする事で歯を守ることができるのです。
唾液検査とはその人の虫歯のリスクを調べるものです。虫歯のリスクを知らなければ、治療した歯がまた虫歯になる可能性が高くなります。自分の歯を長く残すために唾液検査をお願いしています。
虫歯は歯磨きしていればならないと思われている方が多いと思いますが、実は虫歯にはいろいろな原因があります。
①歯磨きが不十分で歯垢(プラーク)がたくさんのこっている。
②虫歯菌の数が多い
③食事や間食の回数が多い
④唾液が少ない、唾液の緩衝作用が弱い
⑤フッ素を使っていない
⑥全身的な問題
唾液検査では、唾液量、唾液の緩衝能、ミュータンス菌(虫歯をつくる菌)、ラクトバチルス菌(虫歯を広げる菌)を調べて、その結果と食生活やフッ素の使用などをカリオグラムというグラフに数値化をして、今後1年で虫歯になるリスクを数字で表していきます。
数値が高いものには改善策を進めることで、虫歯リスクが減るので視覚的にもわかりやすく予防を取り組むことができます。
オーラルケアという会社から唾液検査のわかりやすい説明が載っていますので、興味のある方は読んでみてください。
おいしい100年を自分の歯で健康に過ごせるように、ぜひ唾液検査を受けましょう!