「親知らずが原因で歯ぐきが腫れていますね。
横に埋まって生えているので、口腔外科のある病院で抜歯をしましょう。」
と、言われことはありませんか？
まず、親知らずとは、20歳前後で生えてくる一番奥の歯（中央から数えて8番目の歯）になります。他の歯とは事なり、親の目が行き届かなくなる年頃で生えてくる永久歯になります。呼び方としては、親知らず、智歯（ちし）、右上下・左上下8番（歯科関係者はこう呼びます）などです。
実は親知らずの生え方は人それぞれで、抜歯をするのにも難しい歯、易しい歯があります。
症例にもよりますが、基本的には上の親知らずは、比較的簡単に抜歯することができ、口腔外科のない一般歯科医院でも抜歯することができます。抜歯した後も、あまり腫れることがなく、痛みも少ないのが特徴です。
逆に下の親知らずは抜歯するのが難しい場合があります。歯ぐきに埋まっておらず、真っ直ぐ生えている歯は一般の歯科医院でも抜歯することが多いですが、中には真横に向いて、歯ぐきの中や骨の中に埋まっている歯もあります。これは抜歯するのが難しく、顎の神経も近くにあったりと口腔外科のある病院で抜歯することが多いです。この場合はかなり腫れたり、痛みがでたりします。
ちなみに上の写真は横に向いた親知らずを抜歯せずに残しておいたため、手前の歯が虫歯になっています。
結局、この方は親知らずも抜歯して、手前の歯も神経を取る治療になってしまいました。
こが歯科医院ではこのように横に向いて埋まっている親知らずでも抜歯することが可能です。口腔外科のある大学病院で勤務があり、埋伏した親知らずの抜歯の経験が豊富にあります。大きな病院は待ち時間が長かったり、平日にしか行けなかったり、通院するのが大変な場合があります。こが歯科医院では、予約していただければご希望の時間に合わせて処置が可能です。まずはお気軽にご相談ください。